普及促進へのお願い

 弊社では「炭を焼いて自然を元に戻したい」という思いから、大量に発生する枝木や樹皮などを有効に利用するため、約三十年間に亘り平炉による粉炭製造に関する研究を重ね、独自の改良を加えた「山仙プール式炭化平炉」の技術を開発いたしました

 平炉による製炭技術は一見単純にみえますが、炉の構造や操作方法によって出来上がる炭化物の品質や生産性に大きな違いが生じます

そこで、これらのことを解消するために、弊社で開発しました技術を公開するため知的所有権 (「令和3年度中国地方発明表彰文部科学大臣賞」を受賞に関する発明「特許第5117548号・特許第5560383号(炭化物生成窯)」・商標登録「第5114261号(山仙)」)を取得し、すでに国内外に技術移転を実施しています

 技術移転では、炉の構造に関する技術指導炭化作業の技術者研修、操業に入ってからの炭材管理を含む実務指導など将来に亘って密接な関係の下に実行することを目指しています。

また、長年衰退の一途を辿っていました木炭生産は、現在見直されようとしていますが、需要者側から見れば品質が安定していること、必要量が確実に入手できること、などが出来なければ採用することは困難であります。

そのためには、一定技術のもとに製炭業者が連携して量の確保をすることが必要であると考えています。

そのような観点から、弊社では日夜、平炉による製炭技術の開発研究に取り組み、「令和3年度中国地方発明表彰 文部科学大臣賞」の受賞を機に更に厳重な技術管理を続けて、「山仙プール式炭化平炉」によって製炭事業を営まれる方々の利益を守っていく所存です

さて、「山仙プール式炭化平炉」のご採用を検討される企業様が初めての炭化材料に挑戦される場合弊社では実際に製炭作業をしている炉を使用して炭化試験を実施し、その状況を踏まえて製造技術のご指導をさせて頂きます。

ご一報頂ければ詳細についてお打合せさせていただきます。

何卒宜しくお願い申し上げます。

敬 具

有限会社山本粉炭工業        
代表取締役 山 本 明 男